第8回 クリエイターEXPOに出展。準備〜会期中、感想まで。今後、参加予定の方に情報をシェアしたいと思います。

おはようございます。reism・i(リズム)です。

先日、「第8回クリエイターEXPO」に出展いたしました。大変多くの方にブースにお立ち寄りいただき、ありがとうございました。

第6回、第7回と2回の下見をした際に出展されている方のイラストとブース作りのレベルの高さに「大丈夫だろうか…」と不安になったのですが、どうにか乗り切れたのも先に出展されてブログなどで情報をシェアして下さった方々のお陰だと感謝しております。イラストレーターとしても駆け出しでさらに初出展という私ですが、微力ながらも情報をシェアさせていただこうと思います。

私の体験と感想などで構成されていますので、こういうやり方もあるんだなとあくまで参考としてご覧いただければ、幸いです。

【出展までの流れ】
ざっとした流れは以下の通りです。

下見 → 申し込み → サイト・SNSの準備 → 宿泊ホテル予約 → 招待状の準備・発送 → ブース・冊子など印刷物手配 → ブース備品・お手製ポップ・ポートフォリオファイル準備 → ブログ・SNSなどで告知 → 設営 → 会期中 → お礼のメール → 助成金の申請

【下見】2〜1年前
前年、前々年(第6回、第7回)の2回会場に足を運び下見をしました。前年は後に出てくる申し込みを兼ねていますが、2回下見をしました。

セツ・モードセミナーに在学中(2017年卒業)から、卒業後の営業活動について色々調べていたところTwitterで見かけたクリエイターEXPOが気になり、下見に行きました。

https://www.creator-expo.jp/ja-jp.html

入場には招待券が必要ですが、サイトより請求すれば無料で送っていただけます。直接行くと5,000円かかってしまうので、事前に入手することをオススメします。

下見でチェックしたところは「出展者のレベル・イラストのタッチ」「ブースの什器・掲示物」「配布物」「人がよく通るブースの位置」などです。

「出展者のレベル・イラストのタッチ」については、まず皆様腕のある方ばかりで既に多数の実績のある方が多かったです。イラストレーターとして仕事をはじめて間もなかった私は実績はほんの少し、これは十分な結果は出ないだろうと初めての下見の際は申し込みを見送りました。

出展は見送ることにしたのですが、イラストレーターさんによってはタッチを数種類お持ちの方もいらっしゃるので、背面にどのようなものを掲示しているか(つまりここでどのタッチを売ろうとしているか)というところはチェックしました。

次は「ブースの什器・掲示物」です。背面は大きなポスターなのか、ポップはどのようなものを用意しているか、自分で用意していると思われる什器や装飾などをリサーチしました。

「配布物」は、ブース内を見たり少しいただいたりしました。商談イベントでみなさん営業用として配られているのでいただくのは心苦しいので、出展検討者とわかった上でどうぞと言っていただいた方から少しだけありがたく頂戴しました。

ただ当初の私は遠慮していたのですが、いざ出展者となってみるとそんなに気にすることもなかったかな?とは思います。名札や雰囲気などで仕事相手を探されている方か出展検討者なのかはおおよそわかりますので、配ってもいいと思う方は「どうぞ」と配られていますし、残りの数が少なかったり同業者の方に配るのは嫌だという方は配布物を差し出さないので過度に遠慮しなくてもいいと思います。

最後は「人がよく通るブースの位置」です。会場が広いので、場所によって人通りの多い場所とそうではない場所をしっかりと自分なりに見定めておくといいと思います。

ネットで検索をかけるとブログやSNSでブースの写真をたくさん見つけられますが、会場でなくてはわからないことや気づきがあったので、事前に下見をして良かったです。

【申し込み】1年前
会場で翌年の申し込みがスタートします。会期中に受付開始と聞いていたので、私は第7回の初日開場直後に到着後すぐに申し込みをしました。人通りがある通路が交わる角のブースの近くがいいなと思っていたのですが(角ブースは少し高くなるので)、以下の図の通りの場所でした。

角からは遠からずな場所でしたが、入ってすぐでもなくな場所しか取れませんでした。出展者が次回の予約を優先的に出来るので(設営の日にすでに予約コーナーがありました)、角のブースは初出店の方は取ることはほぼ出来ないかと思います。イラストレーターゾーンは特に人気で次回(第9回)の予約も今回(第8回)の会期終了時にはほとんどのブースが埋まっていました。

出展者のレベルが高すぎて、仕事の実績が少し出来た2回目の下見の際もまだ不安が拭えませんでしたが、「来年までに腕を上げて、実績もさらに作るぞ!!」とクリエイターEXPOを1つの目標達成の期限にするつもりで申し込みました。1年後のことなので、なかなか申し込みには踏み切れないので「思い切って」と言いたいところですが、会場での申し込みは予約金などはかからないもののブースが決定したところで30%、ある時点からは全額を解約料として請求されますので、そこはご注意下さい。

【サイト・SNSの準備】1年〜半年前
イラストを載せるサイトとSNS(Instagram・Twitter・フェイスブック)はすでに持っていたので、私は新たに準備する必要がありませんでしたが、開催半年前からは主催者主導の準備が諸々始まりますので、お持ちでない方はそれより前に準備しておくと便利です。主催者の出展者用サイトへの登録は10月ごろスタートでした。これを打ち出したいというイラストなどはそれまでに準備しておくといいと思います。

【宿泊ホテル予約】3ヶ月前
東京都在住ですが、3日間ビックサイト近くのワシントンホテルに宿泊しました。ビックサイトって沿岸部にあって、私の家から遠いんですよ…。案外、千葉や埼玉(東京よりの)からの方がアクセスがよかったりします。

ちょっと贅沢ですが、会期中は立ってカタログを配ったりするので結構体力も使います。空気の悪さや人の多さ、慣れない立ち仕事で、体調を悪くされている方もいらっしゃるようだったので、万全を期してホテルに宿泊したのですが正解だったと思います。

春先で会期3日間は冬のような寒い日から春のような気温まで気温の変化が激しく、2日目は頭痛と寒気で風邪っぽかったのですがすぐ近くのホテルで早くに寝て回復して3日乗り越えらえました。会期後自宅へ帰るときも電車で立っていると足がきついなと思ったので、これが3日連続だったらもっときつかったと思います。

ホテルの予約は1月末ごろにメールで案内のあった主催者の斡旋で、少しお安くなりました。朝食なしのプランにして、ホテルの下のコンビニで買ったものを備え付けの冷蔵庫に入れておいて食べました。

【招待状の準備・発送】3〜1ヶ月前

まずは同封するフライヤーの準備から。デザフェスやコミケなど、イベントに個人で出店した経験が0の私がまずしなくてはならないのが印刷会社選びです。目についた某社でお願いしたのですが、「ええ」とちょっとびっくりするトラブルにみまわれました…。

あとでレビューサイトで評判を見ましたら、そこの会社でいいことを書いている人がほとんどいませんでした(笑)ネットのレビューは賛否があるものなので参考程度だとは思っていますが、「否」しかない会社はやはりそれなりなので、事前に評判くらいは検索すべきだと反省しました。

封筒の中身は主催者から見本が送られてきますので、それを参考にしました。トラブルを経たものの出来あがったA4(Z折)のフライヤーと自宅プリンターで出した送り状、招待券を半透明の封筒でお得なゆうメールとして送ろうとしましたが、この内容ではゆうメールの対象にならないと言われ普通郵便で送りました。

ただ、商談や名刺交換をしていただいた方はブースに掲示されているイラストを見て声をかけていただいている感じで、取引がなくてDMを見て来てくれたと確認出来た方はほとんどいなかったので、次回出店するときにはDMの数はぐぐっと絞ると思います。(今回、結構送りました…)

発送は2月半ばに1回目、後から送る場所を思いつき追加したのが2回で、最後の発送が3月頭でした。

【ブース・冊子など印刷物手配】2〜1ヶ月前

まずは用意したもののリストから。

A0ポスター(1枚)/名刺(200枚)/A4冊子(10P/300冊)/A4フライヤー(500枚)/※A4冊子追加用フライヤー(300枚)/※※ギャラリー展示用告知DM(700枚)

印刷は全てグラフィックさんでお願いしました。招待状と同封のフライヤーですっかり印刷物に怖気付いてしまったので、コミケによく出展しているセツ時代の同級生に聞いたところ、グラフィックさんをよく使っていて特に問題もないとのことだったのでここにしました。


印刷の通販 グラフィック

イラストは全てすでに製作したものを使用して、2〜1ヶ月前から製作しました。新たにサンプル用のイラストを描いて準備をする場合はイラストの製作期間分前に倒す感じでしょうか。進行中の仕事の合間に作って2ヶ月前からかかって、結構ギリギリでした。入稿〜納品までは10〜1日の設定がありますが、グラフィックさんの混み具合によって直前の設定がなくなることもありますし、期間が長いほど安いので早めの準備がオススメです。

※は冊子の入稿後に校了&実績公開のOKが取れたもので、手持ちにないカテゴリーのイラストもあってぜひ配布したいと思って追加で印刷し、冊子に挟み込んだものです。※※は5月にギャラリーでの展示があったので、クリエポでついでに告知しようと印刷しました。印刷のオプションはほとんど使いませんでしたが、冊子の表紙のみ綺麗に見せたいので「グラフィックビジョン指定」という標準では210線のところを280線にグレードアップするオプションを追加しました。

冊子の表紙とギャラリー展示用告知DMのイラスト面のみ、デジタルプルーフ(本紙タイプ/カード用)で色校正をして、本番印刷。A0ポスターと名刺は自宅に送って事前にチェック。A4冊子・A4フライヤー・A4冊子追加用フライヤー・ギャラリー展示用告知DMは会場に直送しました。

ドキドキしましたが、ちゃんと届いてたし、ちゃんと出来ていました。ありがとう、グラフィックさん✨会場への直送方法がわからずマイページ内から質問したのですが、返事も早く丁寧に教えて下さったので助かりました。


(出来上がった印刷物の一部。手前が冊子、奥がDMとフライヤーです。)

ポスターはちょうど良いサイズ、冊子は無理矢理配るのではなく様子をみながら配る感じであればちょうど良い数でした。A4冊子追加用フライヤーは冊子に挟み込みましたので、冊子と共に程よくお渡し出来ました。

簡易版として用意したA4フライヤーは使い分けが難しく、ほとんど残ってしまったので不要だと思いました。冊子の数が残り少なくなって来た、最終日の最後の2時間くらいはちょっと役にたったかなと思う程度です。

展示用のポストカードは単独でスタンドにセットしていましたが、冊子を手にとったのちにわざわざそれを手にとるという方も少なく、1日目の早い段階で冊子に挟み込んで渡しました。ギャラリーへ渡すものと郵送するものが必要だったので700枚作ったのですがさすがに多すぎ、来場した友人のサロンで配ってくれるというので、有り難くお願いしました。(Aさんありがとー)

【ブース備品・お手製ポップ・ポートフォリオファイル準備】2〜1ヶ月前
カタログや名刺を立てたり、ディスプレイをする棚などを購入しました。手配は印刷物や仕事と並行してアマゾンで手配しました。


セキセイ カタログスタンド A4 タテ1段 CSD-2770

冊子のA4フライヤーを立てるために2使いました。


銀座吉田 ワイヤーディスプレイスタンド ダブル ホワイト 011026

こちらは掲載誌のディスプレイに使いました。


スマホスタンド UGREEN 携帯電話スタンド 卓上 iPhone XS/XS Max/XR/X スタンド 折りたたみ式 角度調整可能 4~7インチのiPhone Androidスマホ タブレットに適用 スマホホルダー

ハガキを複数安定して立てることができるものが見つからず、スマホスタンドで代用しました。


ラックアンドラック 【扉付】4BOXセット 【ホワイト】 組み合わせ自由 幅76.3×奥行36.9×高さ76.3cm

ディスプレイ用の棚として。4つ入りでしたが、半分の2つだけ使いました。


Musowood 名刺ケース 卓上 木製 名刺入れ 名刺箱 (Beech 2個)

これらは一度家に配送して、カタログを入れてレイアウトしてみて確認しました。この状態で、付け足す手作りのポップも大きさを確認しながら作りました。


クラウン のり付パネル 10枚 5ミリ A3


コピー用紙 A4 純正スーパーファイン紙 厚み0.12mm 250枚 KA4250SFR

背面のポスターはグラフィックさんで印刷しましたが、文字のポップは自宅のプリンターで作成しました。厚みを出したかったので、5ミリと少し厚みのあるのり付きパネルに貼り付けました。


3M 両面テープ コマンド タブはがせる両面粘着 お買い得 80枚 Sサイズ CM3PS-80

ポスターパネルの掲示用に購入しました。これを20㎝間隔でつけて貼り付けましたが、3日間剥がれることもなく、ノリが残ることもなかったのでよかったです。


ミワックス 貴名受け 名刺入れ KU-10A ホワイト×ブラウン

直前に貴名受けを忘れていることに気がつきましたが、設営の日に間に合うかどうか微妙だったのでホテル着にしました。お昼休み中に置いておくと興味を持って下さった方は名刺を入れて下さるので、用意はしておいた方がいいと思います。

そしてあとは、閲覧用のポートフォリオファイルを作りました。裏表で入れて40枚入るファイルに2冊分×2セットを用意しました。商談に使っている時にもう1組あった方が便利かもしれないと念のため用意しましたが、2組が同時に稼働しているタイミングはなかったので1組で十分だと思います。

【ブログ・SNSなどで告知】2ヶ月前〜会期中〜会期終了後

私の場合はフォロワーが一番多いInstagramが一番見ていただけるかな?と思い、事前に2月頭と3月半ば。初日の会場前、終了の翌日に告知という程で投稿しました。

Twitterは写真ありとなしを含めインスタと同時だったり、若干差をつけて投稿するのと、少し前に過去絵をアップしたりしました。Facebookは完全にInstagramのシェアのみ。HP内のブログは事前に2月頭と3月半ばの告知のみです。

Twitterが一番細かく、要所要所はInstagram、FacebookはInstagramのシェア。ブログはHPをのぞいていただいた時に内容を確認いただけるように、Instagramとほぼ同じか若干細かく書いています。SNSってどう使うのがいいのか私も試行錯誤ですが、#クリエイターEXPO もしくは#クリエポ のハッシュタグをつけておけば、公式のアカウントがいいねやリツイートをしてくれて自分のフォロワー以外の目にも触れるのでつけておいた方がいいと思います。

また、SNSをしておけば会期前〜会期終了後まで、他の出展者の方とも交流出来たりちょっと楽しいのでそういう意味でもアカウントを作っておいた方がいいと思います。この辺りは好みですが、私は全てのアカウントはイラスト専用としてプライベートとは別のアカウントを作って使っています。

実際に投稿した内容やタイミングは記事の一番下にSNSのリンクがありますので、よろしければご覧下さい。

【設営】前日
必要なものは全て自宅からの宅配便もしくはグラフィックからの直送でしたが、忘れてはいけない持ち物が「身分証明書、ハサミ、カッター」です。身分証明書は出展者用の通行書をいただくのに必要だったのですが、泊まり&出展のために財布の中を最小限にしてしまっていました。仕方なくクレジットカードでご容赦いただいたのですが、通常は免許証や保険証などのようです。

そもそも、体調が悪くなった時のために保険証くらいは持っていった方がいいですよね…。財布の中身をタイトにしすぎないように要注意です。

ブースに着くとグラフィックから直送した印刷物が置かれていました。家からの荷物は14:00〜16:00着にしていたので14:00頃に到着してからしばらく待ちました。

待っている間に観察していると、配送の荷物を配っている方が不在のブースでもそのまま宅配の荷物を置いて行き、人がいたらサインを一応もらっているといった感じでした。運営からは事前に「宅配便で送った荷物をブースで受け取ることは出来ますが、必ずブースにいるように」とメールで告知されていたのですが、それはまあ責任の所在云々の問題のように思いました。

効率よくいくのであれば、荷物は午前中着にして自分の都合の良い時間に行ってささっと作業してすませるのがいいと思いました。手慣れた人は当日の朝に設営されていましたが、私のように慣れていない方は前日に作業すれば、足りないものを買い足すなどの余裕があるのでいいのではないかと思います。

アマゾンで買ったものや用意したポップ以外に自宅から送ったものは、お客様に見ていただく掲載誌とポートフォリオファイルなど、それに加えて両面テープや筆記用具、無印良品のポリプロピレンスタンドファイルボックスと名刺を入れるファイルなどでした。

【会期中】当日

まずは完成したブースをご紹介。

上から順にご紹介しますと、一番上がブースに元々の設置されている名前プレート。左のポスターはグラッフィックで印刷したA0サイズのもの。右にある文字のポップは、家庭用プリンターで出力したものをのり付きパネルに貼り付けて厚みを出して飾りました。

その下、左が元々設置されているテーブルと椅子、その上に無印のファイルボックス。ファイルボックスの中にはポートフォリオファイル諸々。右はディスクプレイ用の棚としてアマゾンで購入したものです。

棚の上は冊子、フライヤー、DM、名刺など配布物、下は閲覧用の掲載本やポートフォリオファイルです。

前日に全て設置してから帰るつもりだったのですが、途中から企業ブースの大型什器などの搬入が始まり、4月なのに真冬並みだった気温も相まって場内が極寒になってしまい、風邪をひきそうになったので早めに退散。当日の朝、早めに来て残りの設営して、出来上がったブースの写真を撮りSNSで告知して開場を待ちました。

来場する方は1日目の朝はほどほどにいるものの、2〜3日目は開場しているか分からないほど人がおらず、来場者が増えるのは13時か14時くらいからでそこから閉場の18時までが勝負といった感じでした。何回か出展されている方はこの情報を知っているからなのか、2〜3日目の午前中は出展者も半分くらいしかいませんでした。(一応、ずっとブースにいるルールにはなっていますが、まあ、それはね…)

冊子はおおよそ1/3くらいを1日で配るペース配分で、テーブルと背面のパネルにそのまま立つ形で配りました。第8回目になると来場者の方も慣れているようで、背面のボードでおおよそ自分に必要かどうかを判断して、選んで冊子やフライヤーを受け取り、さらに興味があれば商談をするといった感じでした。慣れてくると、すでに持っている冊子や雰囲気で「あ、この人は私のところに来るな」とか「この人は隣だな」など分かるようになるのが面白かったです。

ブース内のレイアウトはちょとづつ動かして見て、反応を見ました。フライヤーは冊子と表面のイラストが同じなのであえて裏面の実績紹介を見せて場所も机の上に動かしたり、ポートフォリオは机の上に広げっぱなしにした方がめくって見てくださる方が増えました。冊子も開いてスタンドに立てる形にすると反応がよかったので、あまりスッキリとまとめすぎずゴチャゴチャっとしているくらいの方がいいように思いました。

接客したり冊子を配ることが出来るのは自分1人ですし、来場者の方もある程度選んでいる様子だったのでゴリ押しで着席を即すことはせず、机の上のポートフォリオファイルをめくったり、立ったまま話が始まった人に「よろしければどうぞ」と勧めて座っていただきました。

3日目の夕方に駆け込みのでの来場者が多いと隣のブースの方に教えていただいたのですが、その通りに15時あたりから人が多くなってきました。私の感覚ですが3日目>2日目>1日目で目的があって来場している方が多い印象でしたので、冊子などの配布物は最後の3時間のためにそこそこの数が残っているようにペース配分をした方がいいように思いました。そういう私も、余裕があるつもりだったのに最後の2時間くらいの時に残りが少なくなり、手に持っているものを冊子からフライヤーに持ち替え、相手の様子を見て冊子を追加でお渡しするようにしてどうにか最後まで冊子をもたせました。

昼食は11時〜12時くらいから記名受けと「〇〇時に帰ります。お急ぎの方はreismi09@gmail.comまで」と書いたポップを出して、館内のレストランで食べました。この時間帯であれば、来場者も少ないですしレストランにもスムーズに入れました。3目のみ朝食用で買って余ってしまったパンを会場の隅っこのパネルの影(来場者が通らないところで)で食べました。私のようにブースを空けず、ブースの机の陰で人が少ない時に少し何か食べてしのぐという方も割といらっしゃるようでした。

【お礼のメール】会期終了後
名刺をいただいた方には、会期終了後週末を挟んで月曜日にご挨拶のメールをお送りしました。元々メールの署名欄にサイトやSNSのリンクはあるにはあるのですが、文章の内容はお礼と今後ともよろしくお願いしますとのご挨拶のみにしました。

お返事はあったりなかったりですが、こういうお礼の営業メールはビジネス上返事をしなくてもそんなに差し支えがないようなので、そういうものかと。具体的な件数や進行具合は企業秘密ということでご容赦下さい。

名刺交換のお礼メールは24時間以内が理想らしいのですが、終了を待って土日はのんびりして元気が戻った月曜日にメールさせていただきました。

【助成金の申請】開催年度中の市町村指定日
このクリエイターEXPO、ブース代や印刷代など出展費用が大きいのですが、なんと助成金の対象になる場合があります。中小企業向けの助成金として国から資金は出ているのですが、運用は市町村に任されているので、それぞれの市町村で名称が違うようです。

うちの市町村の場合は対象の展示会の開催日のある年度、つまり2019年4/3〜5まで開催の今回のクリエイターEXPOであれば、2019年度の助成金の対象になります。今回すでに出店された方でも領収書など必要書類が揃っていれば、助成の対象になる可能性があります。助成額(うちの市町村の場合)はブース代や印刷代などの対象になる経費の2/3が最大で支給されます。
※2019.05.16追記 私の住んでいる市では今年度から助成金が1/2までに変更されました。

うちの市町村はまだ、今年度はまだ詳細の発表されていませんが、毎年ほとんど内容が変わることがないので「あくまでご参考ということで」と前置きした上で、古い年度のものを事前に見せてもらいました。うちの市町村の場合は作った印刷物やブースの写真なども例年必要なようなので、それらも準備しています。

資料を揃える必要がありますし市町村によって対象になったりならなかったりという話も聞きますが、助成の対象となればそこそこの額なので調べてみる価値はあるかと思います。印刷物を全部配ってしまったなど、必要なものが足りないなどということがないように、事前に前年の内容を調べておけばより安心だと思います。担当の部署は市役所の商工課などになるようです。

【まとめ】
まずは反省点や次回出展するなら改善したいところを。

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・下調べをせずに印刷会社を見つけたのは失敗でした。詳しくないのであれば、せめてネットで検索もしくは詳しい友人に聞くべきでした。

・事前のDMは数を次回は減らしたいです。送料も枚数が増えれば、ばかになりません。

・会期中に気温の変化(真冬並みの寒さから春の気温と温度変化がが激しかった)と空気の悪さで、喉を痛めて2日目風邪っぽくなったりと体調を崩しかけました。喉にくると聞いていたので、最初は飴を舐めたり水分補給をこまめにしていましたが、油断したところ喉を痛めてしまいました。どうにか持ち直しましたが、人も多いのでホコリや菌なども多いので喉を大切に、うがいなどもした方がいいと思います。

・撤収に手惑いました。追加の什器の分解に時間がかかりすぎたり、台車がなくて借りたりなどして手惑いました。ブース作りや印刷物も大切ですが、撤収も重要です。什器はさっと折りたためるものがいいですし、段ボールは会場で破棄できません。少しづつ持ち帰るか、ホテルで処分するなどしたり、最初からスーツケースなどにまとめてしまい段ボールの数を少なくするなど、工夫するなどした方が3日間のクリエポ後の疲れた体には優しいかと…。

– – – – – – – – – – – – – – – – –

展示の感想、よかったところなど。

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・顧客獲得のみ!!という意気込みでしたが、周りのブースの方もフレンドリーでご挨拶がてらカタログの交換したり、色々教えていただいたりして楽しく3日間過ごせました。撤収で困っている私に台車を貸して下さったり、SNSで終了後フォローしたりコメントし合ったり。楽しかったし、助かりました。ありがとうございます。

・ハイレベルなクリエイターの方々の中で、私の絵に需要があるかと心配でしたが、思った以上に反応があって驚きました。代理店、制作会社、テレビ局、出版社、メーカーなど満遍なくかつ大手の方もたくさんいらっしゃり、冊子をお渡ししたり、お話しすることが出来ました。

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惨敗してしょんぼりして帰ることになったらどうしよう…そんな弱気な心配ばかりしていましたが、思った以上の良い反応をいただき、参加してよかったというのが私の感想です。

ただ、来年は出展しない予定です。費用もそこそこしますし、準備期間も含めクリエポの前後にお仕事を受けるのが難しかったり(実はスケジュールが被って、申し訳ないと思いながらもお断りしてしまった仕事もあります…)、仕事の新規開拓のためといえ毎年この負担は私には大きいと感じました。かつ、自分のイラストも少し進化させるためには少し時間も欲しいので、私としては2〜3年後に再度出展するのがちょうどいいと思いました。

長文に長らくお付き合いいただきありがとうございます。ご検討中の方のご参考になれば幸いです。

 

 

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